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ススキの中に咲くナンバンギセル 
平成19年11月8日(木)
人面花 ナンバンギセル (南蛮煙管)
今日は「立冬」。暦の上の冬はこの日に始まる。気象庁が発表し
た昨日の徳之島の最高気温は25.3度、最低気温20.4度。
まだまだ夏日が続く徳之島だが、立冬の声を聞くとやがて来る北
風や厳しい寒気に立ち向かう気持ちで心の引き締まる思いがす
る。
先日、当部林道のススキの中に一株の花を見つけた。写真に収
めて帰り、後で拡大してみると蕾が人の顔のように見える。名前
が知りたくなり、色々と調べたが分らずじまい。
植物に詳しい奄美在住で「奄美の絶滅危惧植物」の著書などが
ある山下弘氏に問い合わせたところ、即「ナンバンギセル」という
返事が返ってきた。

【ナンバンギセル】
ハマウツボ科、一年生の寄生植物でススキやサトウキビなどの根
に寄生する。強壮、喉の腫れ・痛みなどの薬効がある。

古くは万葉集に「道の辺りの 尾花(ススキ)が下の思ひ草 今更
更に 何か思はむ」という謡があるように、「思い草」と呼んでいた。
ススキの下に、うなだれるように、花を下向きにつける様子が、物
思いをしてるように見える。